潜在意識とは？引き寄せで重要なRASと潜在意識書き換えのコツも解説

この記事は、

• 引き寄せの法則を知り現実を変えようとしてるけど一向に変わらない
• 引き寄せに潜在意識が重要と知ったけどよくわからない
• 潜在意識についての理解を深めたい

という人のための記事です。

この記事を読めば、過去の辛い経験がなぜ起きたのか、これからどうすれば現実が変わっていくのかがわかります。知らないままだと今の現実が続くだけ。

ぜひ最後まで読んで、引き寄せ成功のヒントを掴んでいってくださいね！

潜在意識とは意識の大半を占める超パワー意識

潜在意識とは、その名の通り「頭で認識できない潜在的な意識」のことで、無意識とも呼ばれます。いっぽうで、私たちが普段頭で考えている部分を顕在意識といいます。

私たちが頭で捉えられるのは、意識のうちほんの数%ほどしかなく、実は行動の多くは潜在意識によるものなのです。

「いやいや、いつも自分で考えてから行動してるよ！」という声も聞こえてきそうですね。

頭で考えて（つまり顕在意識で）行動に移すこともありますが、例えば学校や職場から家までのいつもの帰り道、特に考えずに家まで着くことができますよね。

また字を書くときも、「ペンを取って、ここにペン先をつけてこう動かして…」なんて考えないですよね。

そんな日常の行動の多くを司っているのが潜在意識なのです。

また、心臓を絶えず動かす、体温調節をするなど身体機能の管理なども潜在意識の仕事です。私たちは大げさでなく潜在意識によって生かされているといえるくらい、すごい力を持っているんです。

私たちがみているのは潜在意識のフィルターを通した世界

ここでは、引き寄せの法則において潜在意識が重要な理由をお伝えします。

【フィルターの役割】脳のRAS機能とは？

引き寄せの法則と潜在意識の関係を知るために脳の「RAS機能」について説明します。人の脳には、情報が多すぎてパンクしないよう「RAS」というものが備わっています。

インターネットなどテクノロジーの発達もあり、現代を生きる私たちが一日に触れる情報量はなんと平安時代の一生分、江戸時代の一年分ともいわれています。これだけの情報すべてを処理していては、脳の機能がとてもじゃないけど追いつきません。

そのため、自分にとって重要な情報だけを認識させるということをRASが行っているのです。「情報をふるいにかけて顕在意識にあげるフィルターの役割」を担っているといえます。

RASがはたらく例として、

• 妊娠したら周りに妊婦が増えた気がする
• 欲しい車があると同じ車をよく見る　など

このようにあなたも「意識するようになってからよく目にするようになった」ということはありませんか。それがこのRAS機能によるものなのです。

現実は潜在意識にある「信念」が表面化したもの

脳のRAS機能がフィルターの役割を果たしているとお伝えしましたが、では一体何を元にして重要かを判断しているのでしょうか。

それは、「潜在意識にある信念」です。強く長く意識を向けられたことがやがて信念になり潜在意識に入ります。

一瞬考えただけとかちょっと口にしたくらいのものは潜在意識はスルー。しつこいくらい何度も繰り返し考えたり感情が大きく揺さぶられるインパクトのある体験をしたりと強く意識を向けられることで信念になるのです。

わかりやすい例として、

• 「右手のほうが書きやすい」と思い生活した結果、右利きになる
• 幼少期に「お前は何をやっても駄目だ」と言われ続けたことで大人になっても「自分は駄目だ」と思う癖がつく
• 子どものときに犬に噛まれて怖い思いをすると「犬に近づくと噛まれて痛い思いをする」と刻まれ大人になっても犬が触れない

などがあげられます。

「思考は現実化する」といわれますが、実際に現実化するのは潜在意識、つまり心の奥深くにある信念。

だからいくら表面で「こうなりたい」と思ってもちっとも叶わないということが起こるんですね。

なんともショックな事実ですが、引き寄せの法則で現実を変えたいのならただ思考するのではなく「潜在意識に信念として根付くまで強く深く」思考することが必要ということなんですね。

「現実」は「過去の自分」が作り出したもの

ここまでで、現実は潜在意識にある信念が表面化したものということが理解いただけたでしょうか。

つまり今私たちが見ている現実というのは、「過去の自分が意識を向けたものが現れている」言い換えると「過去の自分が作り出したもの」といえます。

望まない現実すらも過去の自分が作り出したものと受け入れられるようになると、それならばこれから変えていくこともできるという視点を持つことができるようになります。

潜在意識には人生で経験したことすべてが蓄積されている

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。」

「言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。」

「行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。」

「習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。」

「性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

これは、マザーテレサの有名な言葉です。

潜在意識には私たちの思考や言葉、行動そして体験したことのすべてが蓄積されています。そして信念が生まれます。

信念をもとに現実が作られます。

この仕組みを知ると、ささいな言動にも「気をつけよう…。」と思えるのではないでしょうか。嫌なことが起きたとしてもスパッと気持ちを切り替えるようにしたいものですね。

潜在意識にある信念を変えるには？

最後に、潜在意識にある信念を書き換えるコツについてお伝えします。

変化を促すには「インパクト」か「繰り返し」が必要

現実を変えようと行動をはじめても、すぐに結果がでなくて諦めそうになることもありますよね。しかし実はすぐに変わらないのは潜在意識のやさしさともいえるんです。

もし「お金でてこい」と念じてパッとでてきたらもちろん嬉しいですが、「事故にあうかも」と少しでも考えたらその通りになっちゃうってかなり怖いですよね（汗）

現実を変えるほどの影響を潜在意識に与えるためには、さきほども少し触れましたが「インパクト」または「繰り返し」が有効です。感情が大きく揺さぶられるインパクトのある経験や、日々繰り返し見聞き、体験したことによって刷り込まれた思い込みは重要と判断され潜在意識に格納されやがて現実化します。

感情が大きく揺さぶられるインパクトのある経験や、日々繰り返し見聞き、体験したことによって刷り込まれた思い込みは重要と判断され潜在意識に格納されやがて現実化します。

インパクトのある経験でいうと例えば、自分とは桁違いのお金持ちに会って直接話すことで今まで違う世界の人間だと思っていたのが「同じ人間じゃないか！自分にもできるはずでは？」と衝撃が走る。そこから一念発起して自分も金持ちになるっていうのはよく聞くお話です。

繰り返しによる刷り込みは、頭の中だけでなく体感を伴うとより効果的です。

わかりやすいのがスポーツや楽器などをマスターするとき。はじめは何をどうするかもわからない状態から考えながら体を動かしますが、できるようになればあとは考えずに体が動いてくれるようになりますよね。自転車に乗れるようになるために、フラフラしながら何度も転びながら練習して、乗れるようになればあとは普通に乗れる。もちろん人によって必要な練習量は変わりますが、はじめてすぐにできるようになるものではないですよね。

潜在意識に刷り込むというのも、自転車に乗れるようになるのと同じくらい骨の折れる作業だと思っておくと引き寄せを諦めずにすみます。

肯定的な文を唱えるアファメーションも、潜在意識に理想の信念を植え付けるために有効な方法です。口を動かして言葉を発し、それを耳で聞くことで頭の中で考えるだけより潜在意識に浸透しやすくなります。

特徴を理解することで、書き換えも効率的になる

潜在意識は文字通り、認識できない潜在的な意識。目に見えないものなので、よくわからないことも多いはず。（過去の私もそうだったので、めちゃめちゃ調べまくりました。今でも本を読んで勉強中です。）潜在意識の特徴を理解するとより書き換えがスムーズになります。

さらに、もしも今あなたが望まない現実を体験しているのならば、その元となっている信念を見つけて認め、手放すことができると現実も変わっていきます。やり方はここでは割愛しますが、特に幼少期の経験は潜在意識に深く刻まれるため、子どものころ言われたことや経験したことを思い出してみると見つかることがあります。

幼少期の自分と向き合う手助けをしてくれるこの本もオススメです。

小さな私の癒やし方リンク

潜在意識とRAS｜引き寄せに大切なことまとめ

最後に、本記事で紹介した引き寄せに重要な内容をまとめておきます。